お金って不思議です。あるようで、実は無くって(!?)、でも、存在する。
少なくとも、今の社会で生活するには必要なツールではあるので、無視することはできませんね・・・
さて、「使い方」に男女差や注意すべきことはあるのでしょうか?
ここに掲載する記事は2020年5月~10月まで「限定配信」しておりました有料メルマガ『真夜中のお手紙』より抜粋したもので、普段のメルマガとは違う “ ビジネス以外のご相談 ” にフォーカスした、女性起業家向けのご相談回答企画です。ご好評につき、一部を当ブログでご紹介致します。
お金の使い方ひとつをとっても、女性ならではの感覚を持っていることは大事です。
なぜなら・・・
私は、昨年の秋に結婚したのですが、付き合った期間が長かったものの、夫婦となってからの気分はやっぱり違うものがあり新婚生活を楽しんでいます。
すぐに子供が欲しかった私は、辞めやすいタイミングだと思って、前職を寿退社しました。
主人も賛成してくれ、早く子供を囲んだ食卓を味わいたいなーと、夢を見ています。
相談したいのは、お金事情です。
結婚し、主人の収入、家計の管理は全て私に任され、やっています。
一方、私は収入がゼロになってしまったのですが、実は、独身時代のカードローンが、まだ少し残っています。
現状だと、それは主人の稼ぎ、家の財布から払っていることになるんですが、いつも罪悪感を感じています。
じゃあ蓄えは無いのか?と言うと、ちゃっかりヘソクリもしています…
やっぱり、現金が無いと不安ですし、自分の、と言うよりは家のため、未来の子どものため、と思ってしているものです。
主人に言ってしまうと、アテにされるので、いつも、ギリギリで上手くやりくりしている…
ような顔をしています。多分、気づかれていないと思います。
その嘘には、あんまり罪悪感が無いのですが、自分のローンを、というのは、やっぱり後ろめたくって、ちょっとずつですがネットでお小遣い稼ぎくらいを始めています。
ホントに、まだまだ雀の涙ですが…(笑)ちょっと、気持ちは楽になります。
そして、今でもこんな状態、主人の会社は、給料が、そう上がる見込みも無い、それで子育てとか大丈夫なのか?という不安も凄くあります。
そして、ちょっと懺悔なんですが、私は、ストレス発散に、買い物をする事が独身時代からありました。
それがローンの正体でもあるんですが、昔ほどでは無いにしても、女友達と出かけた時に、気軽におごったり、そう、欲しくも無いのに、店員さんに強引に勧められて買ってしまったりします。
使わないまま、タンスの中に眠っているものもあります。
でも、お金に恵まれる人は皆さん(まゆさんも言っていたと思いますが)使うと、入る。お金は循環させるもの。と、言いますよね?
ホントにそうだなー、と思って、使うときには、使う!を意識していると確かに、毎月の家計が回らなくなるような事は無いんですが、ヘソクリ貯金が、十分できるかと言うと、ホント、ギリギリなんです。
なので、今、主人の稼ぎと、私の雀の涙から、生活費諸々、私のローン支払い、ちょっとしたヘソクリで、空っぽになります。
リストラされたら、きっと全て終わります。
だから、ちょっとでも収入を作ろうとしているんですが(笑)
まゆさんが、お金の使い方で工夫してること、家計管理のことなどでやっておいた方が良い事があったら、教えてください!!
KAKOさん:30代 既婚 主婦
ご相談ありがとうございます。
KAKO さん、
いろいろと努力されていますね。
やはり女性は、先の将来も、現実的に考えていますよね。
まず、家計管理に関してですが、ここのやり繰りを上手くできる女性は
会社経営をした際のお金のやり繰りにも、とてもうまく対応できると思います。
支出を抑え、収入(収益)を上げて
備蓄(貯金)を確保する。
日本の企業経営の構造と同じなのです。
また、管理を任される中で、ご主人に油断させない姿勢も素晴らしいと思います。
やはり、
「まだまだある」と思わせる油断は、散財に繋がる可能性もありますし
(信頼していないのでは無く…笑)
財布の紐を、ぎゅっと縛るための、1つの工夫ですね。
例え少なくとも、貯金に回せているのは、凄いことですよ!
できない人も、大勢います。
目安は、収入の10%と言われていますが、1%だったとしても、塵も積もれば…です。
更に、KAKO さん ご自身の収入も、この先伸ばしていけば、心の安心感やゆとりに繋がりますし、これは、出産を視野に入れた動きをすることで、
それ自体は、可能です。
(レギュラーのメルマガ、 引き続きお読み下さい♪)
そして、
“ お金は使うと入る ”
の真意ですが。
もちろん、事実として、お金は流通量を増やしてこそ、経済が潤うので、出した人は、入る、のは自然の摂理です。
よく、お金を川の流れに例えた説明がなされる事が多いのですが、わかりやすいですね。
川にも、いろいろあって
などなど、
どれも『川』なので
お金を、その川に放流すれば、確実に流れ、あなたの元に返って来るのですが
それが『速い』のか、『遅い』のか
『たくさん』なのか、『少ない』のか
それには差があります。
やはり、適当に川を選んでしまうと
なかなか手元に還元されずに
「あんなにも流したのに!なんでよ!」
と、躍起になったりして、あまり良い結果にはならなかったりします。
ですので、お金をただ、ただ、出せば、勝手に入る、というオートマチックなイメージでは無く
と、いう使い方はとても重要です。
私は、自分も周りも楽しいこと には、あまり数字を気にせずに使います。
一方、ビジネスの経費とか、わかり辛い不透明な使い道には、たとえ数百円でも、凄く慎重になります。
主婦の方で言うと、いくら収入を伸ばしても、水道の蛇口が緩んだままでは、いつまでたっても、水道代が高いまま、となりますよね?
安易に、使えばいいんだ!
節約オタクに!
と言うのは、どちらも不正解だと、私は感じています。
また、気になったのは、ローンをお持ちのことですね。
私も、ローンで支払いをした事はありますし、事業の借り入れもしたことがあります。
ですが、今、思うのは、
キャッシュ(現金または同等の資産一括)で買えないものって、やっぱり、身の丈に合っていないもの。
事業の羽振りが良い時って、銀行融資も、凄く受けやすいんですが
融資って、聞こえは良いですが、単純に借金です。
なので、カード支払いとか、やはり凄く便利ではあるんですが、その習慣は見直した方が賢明で、数字をきちんと見る習慣は付けられた方が、今よりもっと良い状態になります。
現代は、電子マネーなども、多く使えますが、カード会社のキャンペーンやポイントに惑わされ過ぎない事が大事です。※使うな、という事では無いですよ。
いずれにしても、KAKO さん は しっかり現実を見ているし、ご主人の性格もわかった上での行動だと思います。
妊活、頑張って下さいね!
そして、お金も家族との時間も、自分の人生の遣り甲斐も、
いろいろを、欲張って満たす人生を謳歌して下さい!
そんな姿は、きっと、ご主人のこともハッピーにすると思います。
夫婦間でのお金の管理は、十人十色でしょう。
女性も仕事をし、収入を得られたり、男性が率先して家事をこなしたり・・・
昭和の時代前には無かった文化は、たくさん生まれています。
ただ、男女がそもそも本能的に持っている「野生の感覚」って、やっぱりまだ残っていて、個人差はあれど、女性の方が現実的だし『もしもの蓄え』などの準備にも余念が無いことが多いと思います。
その特徴は、プラスと捉えて良いものでは無いでしょうか。夫婦間のバランスを調整する、良い材料ではないかと思います。
そして、この先の未来には、もっともっと、新しい価値観が備わって来るように思います。
個人的には・・・
「生涯個人資産」で良いと思っています。
要するに、夫婦間も、親子間も、個人資産は個人のもの。
離婚したから!?の、教訓かもしれませんが(苦笑)
そうなれば、相続のドロドロも、離婚のゴタゴタも無くなるのになぁー、と。
お金の取り扱いについて。
男女差はある、と思います。
女性はやはり、現実主義、だと言えますし
子育てをする人は、尚の事、そうなっていきます。
でも、実は、
ビジネスには『夢』も必要なので、このあたりのバランスを取るのに、男性の価値観は、凄く良い影響を与えると思います。
私は、
『お金の使い方と、人の死にざまは その人を表す』
と、思っているんですが・・・
私が尊敬する、女性経営者たちは皆さん、お金の使い方がとてもスマートです。
一緒に居る人の性別とか、年齢とかに関わらず、使う時は、パーっと使って、ハッピーな使い方をして、
かと言って、締めるところはめっちゃ主婦っぽい!(笑)と言う、数十円の計算をシビアに比較したり。
そもそも、お金って、
あるから使って良い、とか
無いから使えない、とか
お金だけにフォーカスして考えること自体がナンセンスだと思うのです。
空から降ってくるハズも無く(笑)
お金が、あなたの手元にある、と言う事は
何らかの、人からの愛や、感謝や、希望やそういった事柄が詰まった結果です。
ご主人が稼いだお金をあなたに預けるなら、それは、愛が含まれていますし
お客様に頂く代金は、感謝や希望が含まれ
知人に奢られたとしたら、認められている、その人にとって必要な存在、
そんな気持ちが入っていると思います。
私たちが国に納める税金も・・・私は、国に対する感謝と希望、そして次の世代への愛だと思っています。
そして、お金と言う通貨はもしかすると、未来では消滅するかもしれません。
でも、愛も感謝も希望も決して消えないものですよね??
消えないものを、大切に、今在る以上に膨らませる。
ただそれを意識すればお金も増えて行きます。